あわてんぼうの〜♪サンタクロース♪クリスマス前に〜やってきた〜♪
どうしたの?まお?ご機嫌だね♪
たまこー♪なんか街の雰囲気がクリスマスっぽくなってきたと思わない?
たしかに!!イルミネーションの準備をしてるお店もでてきたね!
ところで、たまこー。クリスマスにはツリーを飾って、ケーキを食べるけど、あれって何か意味があるの?
もちろん!ちゃんと意味があるんだよ。今日はクリスマスの意味やクリスマスツリーの由来、クリスマスケーキの起源を分かりやすく説明するね。
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クリスマスの起源からツリーやケーキの意味を探る
クリスマスは、イエス・キリストの降誕(こうたん)を祝うお祭りです。
降誕とは神仏・貴人・聖人などが生まれることを言います。降誕と誕生は少し意味が違ってきますね。
なので、クリスマスである12月25日は、イエス・キリストの誕生日であるというわけではありません。
では、イエス・キリストの誕生日はいったいいつなの?と思いますよね?
実はイエス・キリストのことを記述した新約聖書にも誕生日を特定する記述が載ってなく、詳しいことはまだ分かっていないようです。
クリスマスツリーの飾り付けやイルミネーションを飾る習慣は19世紀から始まった
キリスト教でのクリスマスは、主に家族と一緒に過ごして、クリスマスツリー(モミの木)の下にプレゼントを置くのが一般的です。
元々、クリスマスにツリーを飾る習慣は無く、中世ドイツでの神秘劇で「アダムとイヴの物語」を演じた際に樹木が使用されたことに由来しているそうです。
さらにクリスマスツリーを飾り付けるようになったのは、19世紀以降からで、アメリカで始まったとされているんです。
元々、クリスマスにクリスマスツリーを飾る習慣は無かったのですが、時代とともに変化してきたのですね♪
日本でのクリスマスの始まりはいつ?
ちなみに、日本でクリスマスが初めて開催されたのは、1552年(天文21年)のことで、カトリック教会で日本人の信徒を招いて行ったミサが日本での初めてのクリスマスだそうですよ。
だけど、その後江戸幕府の禁教令によってキリスト教が禁止された経緯があるので、明治時代の初めまでは隠れキリシタンのみが行っていたようです。
明治時代に入ると、再びクリスマスが受け入れられるようになり、クリスマス商戦が始まるようになりました。ですから、日本でのクリスマスのお祝い事って、まだ100年位の歴史しか無いんですね。
クリスマスケーキの意味は?
クリスマスケーキには、ケーキをみんなで食べて、クリスマスをお祝いしようという意味が込められています。
世界各国で食べられているクリスマスケーキですが、日本ではあの有名なお菓子メーカー「不二家」さんが1910年(明治43年)に販売したのが最初です。
日本ではいちごの載ったショートケーキが代表的ですが、フランスではビュッシュ・ド・ノエル、ドイツではシュトレン、イタリアではパネットーネなど、各国で食べられているケーキがあり、それぞれの国で独自にクリスマスをお祝いしています。
ビュッシュ・ド・ノエル
(フランス)
シュトレン
(ドイツ)
パネットーネ
(イタリア)
どれも食べてみたいけど、やっぱり、たまこはイチゴのショートケーキが好きです♪
クリスマス・イヴは、クリスマスの前日じゃ無いんです
日本では、クリスマスイブ言うと12月24日のクリスマスの前日のことを言いますよね。でも、厳密には「イブ」は前日のことでは無いんです。
キリスト教では、教会暦というのがあってクリスマスもこの教会暦に沿って時間が決められています。
教会暦では太陽が沈んだ日没を日付の変わり目としています。
ですから、クリスマスは12月24日の日没から12月25日の日没まで。
クリスマス・イヴの「イヴ」とは「evening(夜・晩)」のことですから、クリスマスイブは、12月24日の夜を指しているんです。
クリスマスイブの期間は、クリスマスの期間に含まれているんですね!
日本では、12月25日のクリスマスの夜にケーキを食べてお祝いすることが多いと思います。でも実際には24日のイブの時間帯に食べるのが世界では一般的なようですよ。
あ、あと「イヴ」は夜のことなので、12月23日をクリスマス・イヴ・イヴなどと呼ぶのは、間違った使い方です♪使っている方がいたら、そっと教えてあげてくださいね♪
クリスマスにプレゼントを贈る様になったきっかけは?
クリスマスにプレゼントを贈るのは、日本では定番のことですよね。
でも、なぜクリスマスにプレゼントを贈るのか、説明できる人は少ないのではないでしょうか。
プレゼントを貰うときにぶらさげる靴下。あの靴下にも実は意味があるんですよ。
クリスマスプレゼントの由来は、聖ニコラウスの物語から
もともと、プレゼントを交換したり、贈る風習は聖ニコラウスの日と呼ばれていた12月6日の伝統行事でした。だけど、1535年にマルティン・ルターという方がこれをクリスマスに行うべきだと提唱したことでクリスマスに行われる様になったようですよ。
聖ニコラウスとは、サンタクロースの起源ともされている人なんです。
聖ニコラウスの物語
ニコラオスは小アジアのローマ帝国リュキア属州のパタラの町に生まれた。叔父のパタルの主教ニコラオス(甥と同名)は甥に徳行の基を見出し、ニコラオスの父母を説いて幼い頃から教会に従事させた。
司祭であった時には、かつて豪商であったが財産を失い貧しくなったために娘を売春させなければならないところであった商人の家に、夜中に窓(あるいは煙突とも)から密かに2度、多額の金を投げ入れた。このため持参金も用意して娘達は正式な結婚を行なうことができた。父親は大変喜び、誰が金を投げ入れたのかを知ろうとして見張った。すると3度目に金を投げ入れているニコラオスを見つけたので、父親は足下にひれ伏して涙を流して感謝した。Wikipedia - ミラのニコラオス
聖ニコラウスは、聖人の概念を持つ全てのキリスト教派で聖人として崇敬されている人です。
上の物語では、この煙突から投げ入れたお金が暖炉のそばに吊るしてあった靴下に入ったとも言われており、貧しい娘さんにひそかに持参金を恵んだという伝承からサンタクロースの伝承に発展したと言われているそうです。
クリスマスに暖炉の前へ靴下をぶら下げるという習慣は、この伝承が元になっているみたいですね。
終わりに
クリスマスの意味やクリスマスケーキの由来、クリスマスツリーの意味などをお伝えしてきました。
お子様に聞かれた時には説明してあげてくださいね!
ちなみに、メリークリスマスの「メリー」は「陽気な」という意味です。
今年も家族や想い人と素敵なクリスマスをお過ごしくださいねっ!
メリークリスマス!