こんにちは。たまこです。
いつもたまこの知恵袋を読んで頂きありがとうございます♪
神事の際に神様への挨拶をする方法として『二礼二拍手一礼』という御作法がありますよね。
年始に神社で初詣をするときや、神社にお参りをするとき、神式のご葬儀に参列するときなど、神様への正しい挨拶方法を知っておきたいと思い、詳しく調べてみました。みなさまのご参考になれば幸いです。
スポンサーリンク
二礼二拍手一礼とは
二礼二拍手一礼とは、神様へ拝礼する際に執り行う御作法のひとつです。
神様へ拝礼するタイミングは、それぞれのことかと思いますが、主にお正月の初詣で神社へ赴くとき、神様への願掛けを行うために赴くとき、故人様のご葬儀を執り行うときなど、とても大切なタイミングで必要になる御作法だと思います。
文字の通り、二礼した後に、二拍手し、さらに一礼をします。
ご葬儀では、しのび手と呼ばれる拍手の方法もありますので、参考になさってください。
二礼二拍手一礼の読み方
二礼二拍手一礼は「にれい・にはくしゅ・いちれい」と読みます。
他にも、
二礼二拍手一拝(にれい・にはくしゅ・いっぱい)
二拝二拍手一拝(にはい・にはくしゅ・いっぱい)
と、表現されることがありますが、どれも同じものです。
拝礼の作法は宗教によって違い、特に、ご葬儀などでは故人様が信じていた宗教で行われますので、参列者は作法にのっとった形で拝礼することが故人様への礼儀になります。
二礼二拍手一礼の正式な方法
御手洗(みたらし)で手を洗い、口をすすぎます
まず、神社に入ったら、俗世である外界からのけがれを落とすために、御手洗(みたらし)と呼ばれる水舎で手を洗い、口をすすぎます。
神様へお参りをする前や、ご葬儀などの儀式に参加する前に必ずこの手水で身を清めてから参列するようにしてください。
御手洗での手順
- まずは、右手に柄杓(ひしゃく)を持って水をすくい、左手に掛けます。
- 続いて、左手に柄杓を持ち替えて、右手に水を掛けます。
- そして、また右手に柄杓を持ち替えて、左手に水の受け皿をつくり水を注ぎます。
- 左手に注いだ水を口にいれ、口をすすぎます。
- 最後に、次の方のために柄杓を立てて残った水が取手に掛かるように流し、取手を清めた上で柄杓を元の位置に戻します。
手を洗うときや、口をすすぐときは、決して取水に水を戻さないように、取水の外側で行うように気をつけてください。
神様への拝礼をします
御手洗で外界からのけがれを落とし、身が清められましたら神様への拝礼をします。
通常の参拝の場合は、まずお賽銭を入れ、鈴を鳴らします。
- 二回深く礼をします。
- 二回拍手をします。(拍手をするときは、手をずらす作法の神社もあります。)
- 思いを込めて、一回深く礼をします。
参拝方法の動画がありましたので、ご参考になさってください。
ご葬儀で拝礼をする場合は、玉串奉奠(たまぐしほうてん)の後、
- 二回深く礼をします。
- 二回忍び手で拍手をします。
- 思いを込めて、一回深く礼をします。
忍び手(しのび手)とは
忍び手(しのび手)とは、ご葬儀などで神様に二礼二拍手一礼をする時に、音が鳴らないように拍手をすることです。
ご葬儀では、両手で拍手をするときに、打つ寸前で止めて、音が鳴らないように二回拍手するようにします。
拍手で音を鳴らす行為の理由には、神様への感謝や喜びを表したものがあり、邪気を払うために行います。
ご葬儀の凶事や悲しみを表す行事では、音を出さない作法として忍び手による拍手が必要となります。
二礼二拍手一礼の意味と歴史
なぜ神様への挨拶に二礼二拍手一礼をするようになったのでしょうか。
詳しい二礼二拍手一礼の意味と歴史について、解説されているページがありましたので、引用させて頂きます。
「二礼二拍手一礼」が最も標準的は拝礼作法とはいえ、全ての神社がその作法を採っている訳ではないのです。
例えば、出雲大社、宇佐神宮、弥彦神社などでは四拍手による拝礼が正式な作法とされており、また、これはあくまでも神職の作法であり一般の参拝者の作法ではありませんが、伊勢の神宮の祭祀では四拍手を2回繰り返す八開手(やひらで)という拍手が行われています。
それぞれの神社で歴史があり、その拝礼作法も異なる場合も多かったようです。全国の神職の方々からの要望を受け、慎重に審議を行い、昭和23年に改正された神社祭式行事作法に、一般参拝者への説明指導方法として「二礼二拍手一礼」が紹介され、一般化されてきたということのようです。
先代の神職者の方々が試行錯誤を繰り返しながら築き上げて来た作法
ということですね!
まとめ
今回は神社での参拝方法としての二礼二拍手一礼について、また、神式のご葬儀での二礼二拍手一礼について詳しい方法をご紹介させて頂きました。
歴史に基づいて受け継がれてきた伝統的な御作法ですので、正しい方法を身につけて、敬愛の気持ちを込めて参拝させて頂きたいと思いました。
今回の記事が少しでも皆様のお役に立ったなら嬉しいです!
最後まで読んで頂きありがとうございましたっ!